2012年6月5日火曜日

年齢、体型について | 不妊治療、体外受精の大谷レディスクリニック・大谷産婦人科/兵庫県神戸市


年齢、体型について(おかあさんになりたい Q&A )

大谷徹郎 著書「おかあさんになりたい」より

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両方の卵管が詰まっていることがわかり、体外受精を受けてみたいのですが、肥満なので確率が低いといわれています。肥満だと体外受精が成功して妊娠に至る確率は低いのでしょうか? 私の身長は158センチメートル、体重は61.5キロです。

体重が減って生理が止まってしまいました。

結婚して、2年3ヶ月になります。高校、大学とダイエットして、生理がこなくなりました。その度に産婦人科にかかり、ホルモン注射でやっと生理がきていた状態です。それ以降、生理も不順、基礎体温もバラバラです。もう2年近く産婦人科にかかっています。ホルモンの分泌が悪くて排卵が起きていないということで、生理を起こさせ、5日目から、注射を毎日、1週間ほど打ち続け排卵をうながしています。排卵日に性交を行っているものの、未(いま)だ残念な結果となっています。

私は元来、腰痛持ちで、出産後より一層腰痛に悩まされ、整体へ行ったところ、骨盤がずれているといわれました。更に、出産後体重がほとんど戻っていないのですが、この骨盤のずれが影響しているといわれました。もしかして不妊の原因の1つにこの腰痛及び骨盤のずれがあるのではないでしょうか? また妊娠できたとしても、40週間この腰が耐えられるか不安です。

妊娠したいと思い1年半経ちますが、まだ恵まれません。会社通勤にマウンテンバイクで片道30~40分、バトミントンを週に2回くらいしているので、毎日の生活の中で身体に負担がかかり過ぎているのだろうか、と思います。タバコも吸いませんし、普通の人よりも主人ともども健康体である自信を持っているくらいなのです。二人共スポーツが好きなので、つい過激にと頑張り過ぎてしまうところがあって、知らず知らず、身体に負担をかけていることはあるかもしれません。それが原因なのでしょうか?


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夫である私は52歳で妻は30歳。早く子供を欲しいと思っていますが……。

今まで不妊に関する検査はすべて終了しています。46歳です。年齢的に無理でしょうか?

私は、47歳になります。なかなか諦(あきら)めきれず、漢方薬などもやってみましたが、だめでした。病院も3ヶ所へ通い、どこも悪くないといわれました。苦しい検査にも耐えて治療も受けましたが、だめでした。1度も妊娠したことがありません。主人も異常ありませんでした。まだ、生理も順調なので期待してしまいます。どうしてできなかったのか不思議だとお医者さんにもいわれました。もう、いいかげん諦めれば気も楽なのですが、可能性はどうでしょうか?

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今年30歳になります。結婚してまだ8ヶ月なのですが、なかなか子供ができません。基礎体温では、しっかり低温相と高温相があります。グラフを見る限りでは異常はないようなのです。ただ、私は172センチメートルで体重が100キロちょっとあります。

低温相と高温相があるということで、今のところ不妊症とはいえませんし、排卵障害もないようです。身長もありますので、体重の多さも大きな問題ではありません。むろん、何らかの妊娠されにくい原因がある場合には早めに検査を受けられて、早く治療した方が早く妊娠できます。基本的な不妊の検査を受けられても悪くはありませんが、1年くらいは自然妊娠の可能性も十分ありますので、あまり焦る必要はありません。

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両方の卵管が詰まっていることがわかり、体外受精を受けてみたいのですが、肥満なので確率が低いといわれています。肥満だと体外受精が成功して妊娠に至る確率は低いのでしょうか? 私の身長は158センチメートル、体重は61.5キロです。


切迫早産を防ぐために、ハーブ

体重があまりあり過ぎると排卵誘発剤の効きが悪くなることがありますが、全く効かなくなるということはありません。ご質問の体重、身長なら極端な肥満というわけではありませんし、これくらいで特に体外受精で成績が下がるということはないと思います。むしろ、無理なダイエットをすると体重減少性無月経など他の副作用が心配です。

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体重が減って生理が止まってしまいました。

体重減少性無月経は若い女性に比較的よく起こる病気です。食事を十分摂(と)らないと脳の中枢からの排卵、月経を起こしなさいというホルモンの分泌がなくなって、無排卵、無月経になってしまいます。1度この病気になると体重をある程度増やしてもなかなか排卵、月経が起こらないことが多いものです。排卵は大脳に近い神経の中枢で決められていますから、気にし過ぎるとかえって排卵が起こらなくなります。難しいことですが、「あまり気にしない」という心の姿勢が必要です。排卵をするようにするためにクロミッドという内服の排卵誘発剤をまず使ってみることが多いのですが、効かないことも多いようです。こんな場合でも、妊娠したいときにはHMGという注射を使えば簡単に排卵を起こせますから、妊娠に関して� �まり神経質になる必要はありません。今すぐ妊娠の必要がないのであればカウフマン療法といって、薬でしばらく生理を起こしておいて、体調が良くなったらやめてみると自然に排卵しだすという治療法もあります。

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結婚して、2年3ヶ月になります。高校、大学とダイエットして、生理がこなくなりました。その度に産婦人科にかかり、ホルモン注射でやっと生理がきていた状態です。それ以降、生理も不順、基礎体温もバラバラです。もう2年近く産婦人科にかかっています。ホルモンの分泌が悪くて排卵が起きていないということで、生理を起こさせ、5日目から、注射を毎日、1週間ほど打ち続け排卵をうながしています。排卵日に性交を行っているものの、未(いま)だ残念な結果となっています。

過度の、ダイエットは体に良くありません。ダイエットによる排卵障害は多くは視床下部の障害ですが、案外、排卵誘発に手こずることも多いようです。普通はクロミッドという経口の排卵誘発剤を使いますが、これが効かなければ注射のHMG-HCG療法を行います。この治療をする時は毎日HMGという注射を打ち、卵胞が大きくなったのを経膣超音波で確認して、HCGを注射して排卵を起こすようにします。かなり有効な治療ですが、多胎妊娠や卵巣過剰刺激症候群といって卵巣が腫(は)れる可能性がある、などの副作用も考えておかなければなりません。何回かHMG-HCG療法を行っても妊娠しない時は、卵管造影などの他の不妊の検査、治療を受けられた方が良いでしょう。


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私は元来、腰痛持ちで、出産後より一層腰痛に悩まされ、整体へ行ったところ、骨盤がずれているといわれました。更に、出産後体重がほとんど戻っていないのですが、この骨盤のずれが影響しているといわれました。もしかして不妊の原因の1つにこの腰痛及び骨盤のずれがあるのではないでしょうか? また妊娠できたとしても、40週間この腰が耐えられるか不安です。

整体は確かに腰痛などに有効ですが、西洋医学とは根本的に考えが違うのでなかなか話がかみ合わず難しいところがあります。整体をされる方はたいてい骨のずれから病気が起こっているという風におっしゃるのですが、整形外科の先生がレントゲンを撮っても異常のないことも多いようです。不妊の原因と腰痛の関係ですが、考えられるとすると子宮内膜症くらいでしょうか。骨盤がずれていても西洋医学的な考えから物事をとらえると、骨盤と妊娠とはあまり関係がないように思います。40週間の妊娠に耐えられないような強い腰痛があると、確かに妊娠を躊躇(ちゅうちょ)されてしまう気持ちもよくわかります。ただ腰痛を完治させるのもなかなか難しいので、どこで不妊治療に踏み切られるかは、ご本人の気持ちに強く左� ��されるのではないかと思います。

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妊娠したいと思い1年半経ちますが、まだ恵まれません。会社通勤にマウンテンバイクで片道30~40分、バトミントンを週に2回くらいしているので、毎日の生活の中で身体に負担がかかり過ぎているのだろうか、と思います。タバコも吸いませんし、普通の人よりも主人ともども健康体である自信を持っているくらいなのです。二人共スポーツが好きなので、つい過激にと頑張り過ぎてしまうところがあって、知らず知らず、身体に負担をかけていることはあるかもしれません。それが原因なのでしょうか?

運動し過ぎで妊娠しにくくなる時には、排卵に異常が起こって基礎体温も2相性ではなくなります。これはマラソン選手やプロのスポーツをされている方に見られますが、月経が規則的で、基礎体温も正常なら現在の運動量に問題はないと思います。適度な運動は心身の健康を保つために重要ですし、妊娠にもよい影響を与えます。焦る必要はありませんが、1年半経っていますので、そろそろ卵管造影、血液検査、精液検査などの基本的な不妊症の検査を受けられても良いかもしれません。もし異常があった場合には、早く見つけて早く治療した方が妊娠の確率も上がります。基礎体温を持って不妊外来を思い切って訪ねてみられてはいかがでしょうか。

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夫である私は52歳で妻は30歳。早く子供を欲しいと思っていますが……。


ご主人の年齢がやや高いようですが、これは妊娠にはあまり関係ありませんのでご安心ください。

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今まで不妊に関する検査はすべて終了しています。46歳です。年齢的に無理でしょうか?

46歳という年齢は確かに厳しいものがあります。ただ、これは絶対的な年齢だけで決まるわけではなく、卵巣がどれくらい若いかも影響してきます。FSH(卵胞刺激ホルモン)の値が15以上だと卵巣にもあまり卵子が残っていない可能性が高く、体外受精もなかなか成功しないかもしれません。ただ、卵巣に卵子が残っている限りは妊娠の可能性が全くないというわけではありません。逆にFSHの値が15以下でHMGを使って複数卵胞が発育される場合には可能性は残っていると思います。

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私は、47歳になります。なかなか諦(あきら)めきれず、漢方薬などもやってみましたが、だめでした。病院も3ヶ所へ通い、どこも悪くないといわれました。苦しい検査にも耐えて治療も受けましたが、だめでした。1度も妊娠したことがありません。主人も異常ありませんでした。まだ、生理も順調なので期待してしまいます。どうしてできなかったのか不思議だとお医者さんにもいわれました。もう、いいかげん諦めれば気も楽なのですが、可能性はどうでしょうか?

女性の卵巣では生まれた後、卵子がつくられることはなく、年齢と共にだんだんと減っていくのみです。生まれた時には数10万個あった卵子は50歳前後の閉経期にはゼロになってしまいます。その最初にあった数10万個のうち排卵するのは数100個のみで、残りはアポトーシスといって、プログラムされた細胞死を起こして死んでしまいます。また、卵子の質(活(い)きの良さ)も年齢と共に悪くなってしまいます。45歳を越えた方の妊娠はなかなか難しいのが現状です。むろん、個人差がありますので、絶対に無理というわけではないのですが、やはり難しいと申し上げざるを得ません。

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